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ラテンビート映画祭オープニングレポート(1)~『キューバの恋人』の主演俳優・津川雅彦とのQ&A~

残暑の厳しい9月15日(木)、新宿バルト9において、第8回ラテンビート映画祭がスタート致しました!

18時半からのオープニング作品『キューバの恋人』の上映前には豪華ゲストが勢ぞろい。『キューバの恋人』の主演俳優・津川雅彦、『THE SKIN I LIVE IN』に出演しているスペインの大女優・マリサ・パレデス、『BLACK BREAD』の主演俳優フランセスク・コロメールが登壇し、華やかに幕を開けました。

『キューバの恋人』上映後には、津川氏が再び登壇し、当時の思い出を語ってくれました。
津川氏は、全編を通して見たのは、これが初めてということ。さらに「43年前の自分の姿を見た後で、舞台に上がるのは気恥ずかしかったです。だいぶ風貌も変わっていますし…。稚拙な演技もお恥ずかしいです。ただ、銃を撃つ真似をしながら走り回る長いシーンは、ずいぶん頑張ったなあ、とは思いました。若さですね。今ではとてもできないです」と、昔を懐かしんでいました。
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共演のキューバ人女優については、「ご覧のとおり、マルシア(役名)は日本人の目からみると、くびれのある完璧なスタイルの美女なのですが、キューバ人は『もっとボニータ(美人)を選べばよかったのに』と言っていました。キューバでは、ふくよかな女性がボニータだそうです」と、日本とキューバの違いを披露。
1968年当時のキューバの様子については「大勢の人たちが、トラックに相乗りし、太鼓をたたきながら、カストロの演説が行われる広場に集まってくるのですが、そのときの轟音は強く印象に残っています。まさに“ラテンのビート”でしたね。
そして、もっとも強烈だったのが、当時のカストロの演説。民衆の心を鷲掴みにする独特のリズムがあって興奮しました」。

また、黒木監督との関係については「最初は、別の仕事と掛け持ちしていたことなどで、もめたこともありました。でも、思想は違っても、そこは同じ映画人なので、2か月の撮影では意外と仲良くやっていました。当時の僕は、あの映画の中のアキラと同じで、キューバ革命の意味を理解する能力はなかった。でも監督は、そのままでいいんだ、と、おっしゃってくれました」。

さらに、マルシアを追いかけ回したり、女性に次々声をかけていくアキラの態度に対しては「当時の日本人は、アキラのような男性は少なかったですが、あの撮影では3日でナンパの方法を覚えました。『気にいった女性がいたら、とにかく見つめろ。そして時々目があったらニコッと笑え。それを繰り返していると、いつか向こうから近付いてくる』。これは効果ありましたねえ。
日本人女性は、ナンパを断るとき、冷たく『失礼ね』とシャットアウトしますが、キューバでは、『ありがと。でも、旦那がいるから』と好意を受け入れてから断られました。これも文化の違いでしょうね」と、実体験を語ってくれました。

最後に、『キューバの恋人』の公開当時の反響は? という問いには「革命を扱った映画は、一般の映画館では上映されなかったですから、ヒットしたかどうかは…。話題にはならなかったと思います。大島渚監督の『日本の夜と霧』でさえ、上映が厳しい時代でしたから」と、今とは全く違う当時の日本の映画界についても話してくれました。

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